「下水道施設の耐震対策指針と解説 2006年版」改訂について

(社)日本下水道協会は、2006年9月に「下水道施設の耐震対策指針と解説」を2006年版に改訂しました。弊社では、前回の1997年版と今回改訂した2006年版を比較して、内容の変更および追加に関する記述を、関連ソフト毎にまとめた比較表を作成しました。
「下水道施設の耐震対策指針と解説」2006年版と1997年版の比較表 [PDF形式]
 ・差込み継手管きょの耐震設計について(マンホール接続部、管渠継手部、管本体、圧送管)[12Kb]
 ・マンホールの耐震設計について(場所打ちマンホール、組立式マンホール)[29Kb]
 ・矩形きょの耐震設計について(場所打ちボックス、PCボックス)[9Kb]
MighyExcel 下水道耐震設計シリーズの対応について
弊社で新指針を検討した結果、いくつかのソフトについて変更および検討項目の追加を行なう必要があることが判明いたしました。各ソフトに対する対応については以下の通りです。バージョンアップされた詳しい内容については、各商品のページをご覧ください。(ソフト名をクリック)
1)マンホール接続部の耐震設計
・推進工法における急曲線部の影響(抜出し量)を考慮できるようにしました。
・地盤の硬軟急変化部を通過する場合の抜出し量の検討を追加しました。
 
2)管渠継手部の耐震設計
・推進工法における急曲線部の影響(抜出し量)を考慮できるようにしました。
・地盤の硬軟急変化部を通過する場合の抜出し量の検討を追加しました。
・浅層不整形地盤の管きょの抜出し量の検討を追加しました。
 
3)管本体の耐震設計
・改訂において、埋設管周辺の埋戻し土の土質定数を考慮できるようにするとありますが、上記ソフトについては、現在の検討で既に埋戻し土に対応していますので、変更および追加はありません。
 
4)圧送管の耐震設計
・改訂において、埋設管周辺の埋戻し土の土質定数を考慮できるようにするとありますが、上記ソフトについては、現在の検討で既に埋戻し土に対応していますので、変更および追加はありません。
 
5)下水道管渠の設計
・変更および追加はありません。
 
6)場所打ちマンホールの耐震設計
マンホール周辺の埋戻し土の土質定数を考慮できるようにしました。
・今回の改訂に伴う内容ではありませんが、矩形マンホールに対する地震の方向が、正面に作用する場合と、側面に作用する場合の同時検討ができるようになりました。
 
7)組立式マンホールの耐震設計
マンホール周辺の埋戻し土の土質定数を考慮できるようにしました。
 
8)場所打ちボックスの耐震設計
・場所打ちボックスの周辺の埋戻し土の土質定数を考慮できるようにしました。
・継手部の地震動の影響による屈曲角の検討を追加しました。
・継手部の地震動の影響による抜出し量の検討を追加しました。
・継手部の地盤の液状化による抜出し量の検討は、現時点では未対応。
・継手部の傾斜地での影響は、検討を省略します。
・継手部の推進工法における急曲線部の影響(抜出し量)を考慮できるようにしました。
・継手部の地盤の硬軟急変化部を通過する場合の抜出し量の検討は、現時点では未対応。
 
9)PCボックスの耐震設計
・PCボックスの周辺の埋戻し土の土質定数を考慮できるようにしました。
・継手部の地震動の影響による屈曲角の検討を追加しました。
・継手部の地震動の影響による抜出し量の検討を追加しました。
・継手部の地盤の液状化による抜出し量の検討は、現時点では未対応。
・継手部の傾斜地での影響は、検討を省略します。
・継手部の推進工法における急曲線部の影響(抜出し量)を考慮できるようにしました。
・継手部の地盤の硬軟急変化部を通過する場合の抜出し量の検討は、現時点では未対応。
 
 *上記についてご不明な点が御座いましたら、お問い合わせか、弊社までお電話もしくはFAXでご連絡ください。
 (TEL:082-899-8893、FAX:082-899-5901)
 
◆バージョンアップについて
バージョンアップ申込みにおいて、申込みを行なってください。(サポート契約に加入されているお客様)
サポート契約を解約されているお客様は、サポート契約の更新を行なってください。
 
今後ともネオセルコをよろしくお願いいたします。