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Mighty Excelシリーズ


  構造計算システム(下水道設計) 商品番号 P7-001
  特殊人孔・水槽の設計
  価格 \88,000(税込)

商品概要

 

●プログラム概要

常時の特殊人孔の計画設計に適用できます。耐震設計においては、別商品の「場所打ちマンホールの耐震設計」で行います
・頂版の無い開水槽の処理も行えます。
・水槽の場合のみ一方向スラブの検討に対応できます。
・荷重計算~応力計算~部材計算までの一連計算ができます。
・輪荷重を考慮した計算ができます。
・頂版の構造条件が4辺固定か4辺支持かの切替え計算処理ができます。
・側壁の構造モデルが版構造ボックスラーメン構造かの切替え計算処理ができます。
・連番設定ができます。詳しい内容はこちらを御覧下さい。
・製品カタログはこちらです。

●適用基準

・構造力学公式集(土木学会編)に準拠しています。
・道路土工 カルバート工指針(土木学会編)に準拠しています。

 

詳細解説

 
1)プログラム概要
特殊人孔・水槽の設計は、カルバート工指針などに準拠した矩形タイプの特殊人孔や、頂版のない開水槽の計画設計を行うためのプログラムです。
 
2)プログラムの機能と特徴
 ■検討項目
  ・特殊人孔の荷重計算(版解析・BOXラーメン解析)および断面算定、浮力に対する検討、支持力に対する検討
  ・水槽の荷重計算(版解析・BOXラーメン解析・U型ラーメン)および断面算定、浮力に対する検討、支持力に対する検討
  ・側壁の開口部補強鉄筋の計算
 ■ソフトウェアの特徴

矩形タイプの特殊人孔、および水槽の設計に対応しています。

無筋構造もしくは鉄筋構造に対応できます。配筋方法は、シングル配筋とダブル配筋が選択できます。

・地表面荷重として、上載荷重(群集荷重・一様荷重)とT荷重(自動車荷重)に対応しています。

T荷重は、車両の進行方向と検討方法(接地面積方式・カルバート方式)が選択できます。

T荷重の分布範囲が頂版の範囲内となる場合は部分分布荷重として取り扱い、頂版を越える場合は等分布荷重として取り扱います。頂版が四辺単純支持では版解析として構造力学公式集より係数を求めて計算しますが、四辺固定では、Lx、Ly方向を1.0m当たりの交差梁と仮定して計算します。

・内水位と地下水位が考慮できます。内水位は、特殊人孔の場合は底版に作用する鉛直荷重としてのみ考慮しますが、水槽を一方向スラブで計算する場合には内水圧としても考慮します。

・版解析のモーメント算出基準は、建築学会と土木学会から選択できます。ただし、せん断力の算出基準は建築学会を適用します。土木学会の場合は、ポアソン比の指定が可能で、曲げモーメントの補正に対応しています。

・側壁をBOXラーメン解析で計算する場合は、検討断面を最大3箇所同時計算できます。

・せん断応力度は端部と2d位置の計算に対応できます。

・頂版や側壁に開口部や流出入管の設定が可能です。側壁に流出入管の設定をする場合には、開口部補強鉄筋の計算ができます。

 ■各部材の応力算出方法

・頂版
  四辺固定スラブ(特殊人孔)
  四辺単純支持スラブ(特殊人孔)

・側壁
  四辺固定スラブ(特殊人孔・水槽)
  三辺固定一辺自由スラブ(特殊人孔・水槽)
  BOXラーメン解析(特殊人孔・水槽)
  U型ラーメン(水槽)

底版
  四辺固定スラブ(特殊人孔・水槽)
  U型ラーメン(水槽)

3)インターフェイスなど
 ■入力画面(画像をクリックすると拡大表示できます。)
  ・基本条件
・入力は、ツリーの各項目をダブルクリックする事で表示される個別画面で設定します。
 
 
 
 
 
 
  ・設計条件
・各部材の応力の算出方法が選択できます。
・水槽をU型ラーメンで計算する場合は、底版の検討方法が選択できます。
 
 
 
 
 
 
・モーメント算出基準が選択できます。
・T荷重の検討方法が選択できます。
 
 
 
 
 
  ・設計荷重
・地下水位の有無が選択できます。地下水位は地表面からの距離で入力します。
・内水位は、底版上面からの高さで入力します。
 
 
 
  ・部材条件
部材寸法や、許容応力度などの設定を行います。
 
 
 
 
 
 
  
・設計基準強度や鉄筋の種類を選択すると、許容応力度が自動入力されます。(任意変更可能)
 
 
 
 
 
 
  ・開口設定
頂版と各方向の側壁に対する開口部が設定できます。
鉄筋構造の場合に、側壁に開口を設定すると自動的に開口部の補強鉄筋の検討を行います。
形状図に基礎を描画させる事ができます。(検討には影響しません。)
 
 
 
 
 
 ■検討画面(画像をクリックすると拡大表示できます。)
  ・断面算定
部材毎に検討を行います。
必要な鉄筋量の目安が表示されます。
シングル配筋の場合は上側と下側、内側と外側の鉄筋径は連動します。
 
 
 
 
  ・書類の選択
出力したい計算書を選択できます。
・連番設定ができます。詳しい内容はこちらを御覧下さい。
 
 
 
 
 
 
 

 

ダウンロード

出力例ダウンロード
※出力例のダウンロードを行っていましたが、諸般の事情により出力例のダウンロードを停止させていただきました。
 
最新バージョン情報
当商品のバージョン情報はこちらです
 
正規版ダウンロード
当商品のダウンロードはこちらから行えます
※正規版のダウンロードが行えるのは、サポート契約に御加入されているお客様に限らせて頂きます

 

 

Q&A

 
MightyExcelシリーズの全般的なQ&Aはこちらを御覧下さい。
 
Q1.コネクタ(プロテクタ)に関する質問
A1 コネクタ(プロテクタ)に関するQ&Aはこちらを御覧下さい
Q2.上載荷重の群集荷重と一様荷重とはどう違うのですか?
A2 群集荷重とは、人孔の周囲に作用する荷重の事で側壁に作用する載荷土圧として考慮します。一様荷重は地表面全体に作用する雪荷重などを指定し、載荷土圧と頂版に作用する鉛直荷重の両方に考慮します。
Q3.T荷重の検討方法の「接地面積方式」と「カルバート方式」とはどんな方法ですか?
A3 T荷重は、特殊人孔の中心位置に後輪荷重が載荷すると見なして計算しますが、本ソフトの基本的な考え方では、後輪荷重は車両の進行方向に対応する分布面積が土被りの範囲に45°分布すると考え、頂版に対して幅と奥行のある部分分布荷重として作用するものとしています。カルバート工指針では、後輪荷重が人孔に対して横断方向に際限なく載荷する単位長さ当りの荷重として取り扱っています。その2つの考え方に対して前者を「接地面積方式」、後者を「カルバート方式」としています。
Q4.一方向スラブとはどういう検討ですか?
A4 一方向スラブでは、水槽の断面を奥行方向に対して1m当りのU型断面と見なして検討を行います。一方向スラブでの検討では、底版の断面力を、両端固定梁とするか弾性床上梁とするかが選択できます。
Q5.開口を考慮した場合の検討はどのようにして行っているのですか?
A5 応力計算の上では開口位置は無視して計算していますが、開口を考慮した場合には、断面算定後に開口部補強鉄筋の検討を行っています。検討方法は、開口隅角部から底版左下端に向けて、ひび割れが生じたモデルを想定し、A点での変位を等しくする仮想荷重が両端固定梁の中央に作用した場合に隅角部(A点)の変位は等しいと仮定して、交差梁の解法で断面力を算出します。なお、開口を考慮した応力計算を行いたい場合は、別商品の「版の格子解析」で対応できます。
Q6.シングル配筋とダブル配筋ではどう違うのですか?
A6 本ソフトでは、断面算定は検討位置に対してモーメントが発生している方向(内側・外側)に配筋されている鉄筋を対象にして単鉄筋の検討を行います。ダブル配筋の場合は、内側と外側の鉄筋でそれぞれ計算しますが、シングル配筋の場合、例えば30cmの底版厚に対して外側から10cmの被りの時は、モーメントが外側に発生した場合は有効高さを20cmとして計算しますが、内側に発生した場合は、被りが20cmで有効高さが10cmとして計算します。
Q7.水槽に蓋やグレーチングなどの荷重を考慮できますか?
A7 水槽の設計では、基本的には蓋やグレーチングなどを想定した検討は行えませんが、蓋があるものとして上部を通行するT荷重や一様荷重を考慮させる事は可能です。また、一方向スラブで検討する場合は、T荷重や一様荷重は考慮できませんが、側壁の天端位置に任意荷重として、鉛直力と水平力を考慮する事ができます。