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Mighty Excelシリーズ


  耐震設計システム(河川構造物設計) 商品番号 Q2-003
  樋門胸壁の設計[耐震照査対応版]
  価格 \165,000(税込)

商品概要

 

●プログラム概要

・樋門胸壁の部材計算を行います。胸壁単体における支持力計算ができます。
・樋門縦方向での荷重データとして使用できる縦方向用荷重の計算に対応しています。
・函体の支持条件として柔支持と剛支持の選択ができます。
・部材計算は函体に支持された構造モデルで、荷重計算~部材計算の一連処理ができます。
・断面算定では竪壁の水平方向と鉛直方向、底版は上面と下面の配筋を検討できます。
・遮水矢板を考慮した揚圧力計算に対応しています。
・検討ケースは最大10ケースまで同時に計算できます。載荷重データと水位データは、各検討ケース毎に設定できます。
・連番設定ができます。詳しい内容はこちらを御覧下さい。
・製品カタログはこちらです。

●適用基準

・柔構造樋門 設計の手引き(平成10年11月)、河川砂防技術基準(案)同解説 山海堂に準拠。
・河川構造物設計の手引き(案)「国土交通省 関東地方建設局」に準拠
・道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編  平成14年2月 平成24年3月準拠しています
・「河川構造物の耐震性能照査指針(案)(平成24年2月)」に準拠しています
耐震性能照査
・極めて厳しい地震動(レベル2地震動)に対して胸壁としての耐震性が確保されていることを照査します。

詳細解説

 
1)プログラム概要
樋門胸壁の設計[耐震照査対応版]は、柔構造樋門における樋門本体と堤防との接触部の土粒子の移動または抜出し防止や、堤防破壊を一時的に防止する事などを目的に設置される胸壁を設計する為のプログラムです。
胸壁は本体と一体構造として計算するため単独断面としての安定計算は行いませんが、胸壁に作用する荷重による支持力の算出には対応しています。部材応力度照査は、竪壁の水平方向および鉛直方向および底版の上面と下面について、常時、レベル1地震動では許容応力度法、レベル2-1、2-2地震動では限界状態設計法で検討します。
 
 
2)プログラムの機能と特徴
 ■検討項目
  ・樋門縦方向用荷重の算出
  ・部材断面力計算および断面算定(竪壁および底版)
  ・応答震度・地盤面における震度・柔構造樋門設計の手引きによる設計水平震度の算出。
 
 ■ソフトウェアの特徴

・断面形状は逆T式断面に対応しています。底版のありなしが選択可能です。

・見かけの震度の計算式を選択できます。

・設計水平震度の適用基準を「道示Ⅴ14年版」と「道示Ⅴ24年版」から選択できます。

・計算土圧は、静止土圧、地震時静止土圧およびクーロン土圧(常時・地震時)、修正物部・岡部式(レベル2地震動)に対応しています。

・縦方向の計算で胸壁の荷重データとして使用できる縦方向用荷重の計算ができます。柔支持と剛支持の選択ができます。水平荷重の作用位置が指定できます。

・縦方向用荷重の計算では、慣性力の作用方向が選択できます。

・背面地盤には最大3段の段差を考慮できます。

・遮水矢板を1箇所考慮でき、遮水矢板を考慮した揚圧力の計算にも対応できます。

・検討ケースは最大10ケースまで計算できます。(許容応力、終局限界)。

・検討水位は、照査基準に準拠した設計水位による自動設定と、直接入力に対応しています。

・載荷重は、水平面載荷と一様載荷の荷重を設定できます。また、換算載荷重に対応しています。

・部材計算で、竪壁の検討位置が指定できます。底版の地盤反力は、安定計算の結果を使用するか直接入力するかを選択できます。

・底版の断面照査の有無が選択できます。

・出力書類の連番設定ができます。詳しい内容はこちらを御覧下さい。

・検討モデル図

 【竪壁】

 【底版】

 
3)インターフェイスなど
 
  ・設計条件
・設計水位は、胸壁の前面側と背面側を直接指定する方法と、「低水位」「平水位」「計画高水位」「地下水位」の入力により、適用基準に応じた水位を自動計算する方法が選択できます。
・適用土圧は、常時、レベル1地震動毎に設定できます。レベル2地震動は、修正物部・岡部式のみの設定となります。
・底版を設定する場合の各種設定が行えます。
 
 
  ・形状寸法(断面図)
・断面寸法を入力します。
・本体からの張出し長が設定できます。
・遮水矢板を1箇所だけ設定できます。
 
 
 
 
  ・形状寸法(背面地盤)
背面地盤形状は、水平面と傾斜面および台形が選択できます。
台形の場合は、最大3段まで段差を設定できます。
地盤開始位置を胸壁天端から下げることができます。
 
 
 
 
  ・検討Case
最大10ケースまで検討可能です。
・検討ケースごとに荷重図を表示することができます。
・地震時のケースでは、慣性力の作用方向を指定する事が出来ます。
検討ケース毎に載荷重や水位の設定が可能です。
 
 
 
  ・土質条件
背面地盤の裏込土の土質定数を設定します。
・修正物部・岡部式に対する土質の種類が選択できます。
 
 
 
 
 
  ・部材条件
竪壁の検討位置や検討する方向の指定が可能です。
・底版の検討の有無が選択できます。
・底版に作用する地盤反力は、安定計算結果から取得するか、指定入力するかが選択できます。
 
 
 
 
  ・材料条件
許容応力度や鉄筋被りなどを入力します。
・設計基準強度や鉄筋種別の選択により、許容応力度が自動入力されます。(任意に変更可能)
・レベル2地震動を検討する場合の検討方法を「コンクリート示方書」と「道路橋示方書」から選択できます。
 
 
 
 
  ・設計水平震度
設計水平震度は、レベル1地震動のみ任意に設定可能です。
・設計水平震度を自動計算する場合の適用基準を選択できます。
見かけの震度の算式を選択できます。
 
 
 
 
 
 ■結果画面(画像をクリックすると拡大表示できます。)
  ・縦方向用荷重結果
・各ケースの結果が表示されます。
 
 
 
 
 
 
  ・断面算定
・鉄筋径、鉄筋被り、鉄筋本数を設定して計算します。
・必要な鉄筋量の目安が表示されます。
・せん断応力度がOUTの時は、必要補強鉄筋量が表示されます。
 
 
 
 
 
 

 

ダウンロード

出力例ダウンロード
※出力例のダウンロードを行っていましたが、諸般の事情により出力例のダウンロードを停止させていただきました。
 
最新バージョン情報
当商品のバージョン情報はこちらです
 
正規版ダウンロード
当商品のダウンロードはこちらから行えます
※正規版のダウンロードが行えるのは、サポート契約に御加入されているお客様に限らせて頂きます
 

 

Q&A

 
 
MightyExcelシリーズの全般的なQ&Aはこちらを御覧下さい。
 
Q1.コネクタ(プロテクタ)に関する質問
A1 コネクタ(プロテクタ)に関するQ&Aはこちらを御覧下さい
Q2.縦方向荷重とはどんな荷重ですか?また、柔支持と剛支持ではどう違うのですか?
A2 縦方向用荷重とは、樋門縦方向の設計で樋門函体に考慮する胸壁荷重のことです。荷重は胸壁の底版中心位置に対する鉛直力と水平力を左右2箇所当りの荷重として算出します。ただし、モーメントは本体へ考慮する作用位置をもとに計算します。柔支持とする場合は、躯体自重と鉛直土圧以外の鉛直力は無視して計算しますが、剛支持ではすべての鉛直力を考慮して計算します。
Q3.水位設定の自動設定とは?
A3 水位は通常、常時であれば内水位と残留水位、地震時であれば内水位と地下水位で検討しますが、自動設定では、内水位や計画高水位、地下水位を入力する事で残留水位を内部計算し、各検討ケースの照査基準の選択により水位を自動割当てします。直接入力の場合は、各検討ケース毎に前面水位と背面水位を入力します。
Q4.載荷重の換算載荷重とはどのように計算するのですか?
A4 換算等分布荷重とは、背面地盤が台形の場合は、クーロン土圧として土圧係数を求める事ができないため、基礎地盤からの主働崩壊角(ζ)が影響する斜面の土塊を等分布荷重に換算し、土圧作用面(仮想背面)より後方を水平面として計算します。
 
Q5.見かけの震度とは何ですか?
A5 見かけの震度とは、地震時の水面下に適用される震度の事です。水面下の土は浮力を受けているので、水面下の土に対して地震時合成角より導かれるみかけの震度を用いる事で、空気中の土に対して導かれた地震時の土圧式によって土圧を求める事ができます。以前は水に関する要素のみの式(関東整備局)が使用されていましたが、載荷重の考慮などに対応できないため、現在では水面上と水面下の高さと載荷重を考慮した式(河川・樋門手引き)が一般的に使用されています。