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1)プログラム概要 |
樋門門柱部の設計は、柔構造樋門においての樋門ゲート部の設計を行う為のプログラムです。 |
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2)プログラムの機能と特徴 |
■検討項目 |
・横方向(樋門軸線に直角方向)の安定計算および断面計算 |
・縦方向(樋門軸線方向)の安定計算および断面計算 |
・樋門縦方向用荷重の算出 |
・固有周期の算定、設計水平震度の算出。 |
・門柱の地震時保有水平耐力の照査。 |
・ゲートの開閉を妨げない残留変位の照査。 |
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■ソフトウェアの特徴 |
・門柱の構造形式は、一連式、二連式に対応しています。
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・開閉装置は、一本吊り、二本吊りの設定ができます。
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・管理橋受台の設定が可能で操作台の左側、中央部、右側の設定ができます。また、切り欠き、張り出しの選択もできます。
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・上屋を考慮することができます。
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・横方向の常時・風荷重時・レベル1地震動の検討CASE数は全9CASE設定できます。
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・横方向のレベル2-1および2-2地震動の検討CASE数は、温度変化なし、温度上昇時、温度下降時の全3CASE設定できます。
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・縦方向の検討CASE数は、全10CASE設定できます。
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・荷重は、門柱の自重(操作台・柱・戸当たり部)、群集荷重、風荷重、雪荷重、上屋荷重、管理橋反力、ゲート荷重、開閉装置を設定できます。また各方向別に任意荷重が考慮できます。
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・風荷重、慣性力の方向を指定できます。
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・プッシュオーバー解析により門柱構造の非線形特性を評価...等。
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・北海道開発局に対応しています。梁断面を「操作台の有効断面」「任意の梁幅」「操作台の全断面」から選択できます。
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・固有周期から設計水平震度を算出する際の、耐震設計上の地盤種別を地盤データから自動計算する事が可能です。固有周期は、道示Ⅴの14年版と24年版および、河川耐震指針の令和2年版の選択が可能です。
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・道示Ⅴの24年版では、耐震性能2もしくは耐震性能3における限界状態に対する検討が行えます。
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・道示Ⅴの24年版では、新しいコンクリートの応力度-ひずみ曲線や許容引張ひずみに対応したMuにより検討を行えます。
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■設計状態 |
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3)インターフェイスなど |
■入力画面(画像をクリックすると拡大表示できます。) |
・設計条件 |
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・レベル2地震動の適用基準が選択できます。 |
・管理橋の設置位置が指定できます。 |
・管理橋の設置箇所の形状が指定できます。(切り欠き・張り出し) |
・門柱形式を一連もしくは二連から選択できます。 |
・梁断面の形状を選択できます。 |
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・形状寸法 |
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・門柱の構造形式や形状寸法を入力します。 |
・上屋が考慮できます。 |
・柱部ハンチの考慮有無が選択できます。 |
・受台や開閉装置の設定欄はタブを切替えて表示します。 |
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・荷重条件(操作台) |
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・操作台に作用する荷重を設定します。 |
・ゲート荷重は各連毎に設定可能です。 |
・常時・風作用時・レベル1地震動の縦方向の部材照査時における端柱と中柱の軸力分担比を設定できます。(2連検討時) |
・管理橋反力やその他の設定欄はタブを切替えて表示します。 |
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・横方向の設計 |
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・横方向ではCASE1~CASE3は必ず検討します。割増率の変更はできますが、照査基準と温度荷重の設定は固定です(常時、風作用時、レベル1地震動)。CASE4以降は自由に設定できます。 |
・レベル2-1およびレベル2-2地震動の検討ケースは、温度荷重なし、温度上昇時、温度下降時の3ケースが同時検討可能です。横方向ではレベル2-1と2-2は1セットで検討します。 |
・震度法(常時、風作用時、レベル1地震動)と保耐法(レベル2-1、2-2)の同時検討も可能ですが、どちらかのみの検討を行う事も出来ます。 |
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・材料条件 |
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・鉄筋被りや許容応力度を設定します。 |
・せん断力の照査位置が選択できます。(端部とh/2もしくは2d) |
・設計基準強度や鉄筋の種類によって許容応力度の値が自動入力されます。(任意変更可能) |
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・設計水平震度 |
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・レベル1地震動の設計水平震度は、直接入力と固有周期からの算出を選択する事が出来ます。 |
・レベル2-1およびレベル2-2地震動の設計水平震度は、固有周期から算出します。 |
・横方向の固有周期の算出には、函体の地盤バネを考慮する事が出来ます。 |
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■検討画面(画像をクリックすると拡大表示できます。) |
・断面算定 |
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・各検討箇所の結果が表示されます。 |
・軸力の考慮と無視が選択可能です。 |
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・保有水平耐力の照査 |
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・レベル2-1およびレベル2-2の結果がそれぞれ表示されます。 |
・塑性ヒンジの発生する順番や最後に塑性化した部材が確認できます。 |
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