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Mighty Excelシリーズ


  構造計算システム(応力計算&断面算定) 商品番号 P6-004
  RC断面算定(許容+限界)
  価格 \88,000(税込)

商品概要

 

●プログラム概要

・鉄筋コンクリート部材の許容応力度法および限界状態設計法での応力度照査を行います。矩形、T型、円形、円環、箱形断面に適用できます。
・最大50断面、1断面につき最大30断面力までの同時計算ができます。
・配筋段数は、最大4段まで設定可能です。側鉄筋(矩形、箱型断面)や斜補強鉄筋(スターラップ、折り曲げ鉄筋)、横拘束鉄筋が考慮できます。
・各基準書の選択により、自動的に材料性能値・計算方法の関連づけが可能です。
・連番設定ができます。詳しい内容はこちらを御覧下さい。
・製品カタログはこちらです。
個別入力モード(旧:通常入力モード)一括入力モード、および外部データ取込モードに対応しています。

●適用基準

・コンクリート標準示方書(2007年度制定、土木学会)に準拠しています。
・道路橋示方書(III・IV・V)(平成14年3月)に準拠しています。
・道路土工(平成11年3月)に準拠しています。
・下水道施設耐震計算例(2002年版)に準拠しています。
・土地改良施設耐震設計の手引き(平成16年3月)に準拠しています。
・水道施設耐震工法指針・解説(2009年版)に準拠しています。

 

詳細解説

 
1)プログラム概要
RC断面算定(許容+限界)とは、矩形断面や円形断面などの定形断面を持つ鉄筋コンクリート断面の応力度計算(曲げ・引張およびせん断)、最小鉄筋(鋼材)量、破壊抵抗モーメント、初降伏モーメント等の計算と、限界状態設計法による断面照査およびM-φ関係の算定を行うプログラムです。
 
2)プログラムの機能と特徴
 ■検討項目

許容応力度法(圧縮および引張応力度、せん断応力度、最小鉄筋(鋼材)量)

限界状態設計法(破壊抵抗モーメント、最大抵抗曲げモーメント、曲げ耐力、せん断耐力、初降伏モーメント、曲げひび割れ、せん断ひび割れ、曲げ疲労、せん断疲労)、M-φ関係

 ■ソフトウェアの特徴

・部材形状は、矩形断面・円形断面・円環断面・T型断面・箱型断面に対応しています。

・1回の検討で、最大50断面の部材形状において、断面ごとに最大30断面力の同時計算ができます。

・計算項目や許容応力度の自動入力値は、準拠基準の選択により決定されます。

・1つの物件データで、最大10ケースの照査名称と照査方法を設定できます。また、許容応力度法では、許容応力度の割増と地震の影響の有無が選択できます。

・軸方向鉄筋は1断面に最大4段まで設定できます。側鉄筋は左右対称位置に2段設定できます。(矩形断面、箱型断面)

・斜引張補強鉄筋として、スターラップと折曲げ鉄筋が考慮できます。(円形・円環断面は帯鉄筋のみ)

・コンクリート応力度-ひずみ曲線に道示Ⅴを選択する場合には、横拘束鉄筋が考慮できます。

せん断応力度の割増が考慮できます。(道示Ⅳ・道路土工)

・道示Ⅴでの限界状態における照査では、レベル2地震動の設定(タイプⅠ、タイプⅡ)ができます。

一括入力モードを活用すれば、1つの検討断面に対して最大10種類の配筋データを設定できます。

外部データ取込モードを活用すれば、対応している他の商品の断面算定用データを取込む事で、本ソフトの機能を用いて断面算定を行う事が出来ます。【対応ソフト:COSMOシリーズ 二次元フレーム解析(FRAME-Ⅰ)
このモードを活用すれば、部材データや断面力データなどの設定をスムーズに行う事が可能です。
 なお、対応ソフトは今後、追加される予定です。

 
3)インターフェイスなど
 ■入力画面(画像をクリックすると拡大表示できます。)
  ・基本設定
・物件名称や作成記録、準拠基準を設定します。
・照査基準は、道示Ⅲ、道示Ⅳ,Ⅴ、コンクリート示方書、道路土工、土地改良、下水道協会、日本水道協会から選択できます。
・コンクリート応力度‐ひずみ曲線の種類が選択可能です。(特定の準拠基準のみ)
・動作モードとして、個別入力モード、一括入力モードおよび外部データ取込モードが選択できます。
 
 
 
  ・使用材料(コンクリート標準示方書)
・コンクリートと鉄筋の材料データを設定します。
・設計基準強度や鉄筋の種類の選択によって、準拠基準に対応する許容応力度が自動入力されます。(任意変更可能)
 
 
 
 
 
  ・ケース設定(コンクリート標準示方書)
・項目毎に照査名と照査法を選択します。
・照査名は一般的なものが登録されていますが任意に設定可能です。
・準拠基準や照査法によっては、詳細項目を設定します。
 
 
 
 
  ・照査条件(コンクリート標準示方書)
照査条件を選択します。準拠基準により、計算項目は異なる場合があります。右下のボタンで一括して操作することもできます。
・コンクリート標準示方書で限界状態設計法の照査を行う場合は、さらに安全係数や使用限界および疲労限界に関する設定を行います。
 
 
 
 
 
  ・検討断面(矩形断面)
・検討断面の部材寸法や、照査内容を設定します。最大50断面まで同時計算できます。
・断面登録後にリスト内の断面を選択し、断面データ内のボタンを押す事で断面毎に断面寸法、軸方向鉄筋、斜引張鉄筋の設定が行えます。
・入力済みの断面データを、未入力の断面データにコピーできます。
 
 
 
 
  ・断面力(個別入力モード)
断面およびケース毎に照査名の選択、および断面力を登録します。最大20断面力まで同時計算できます。
照査法によって入力項目数が変わる場合があります。
 
 
 
 
 
  ・軸方向鉄筋(個別入力モード)
断面毎に鉄筋を設定します。
・鉄筋被りは、上側2段は上側から、下側2段は下側からの被りを入力します。
鉄筋量は、鉄筋径と鉄筋本数から自動計算されますが、鉄筋量を直接入力することもできます。
 
 
 
 
  ・一括入力の断面算定データ
1つの検討断面に対して、距離を入力する事で最大10個の検討位置を設定できます。異なる照査名称で同じ距離を指定すれば、同じ配筋データで検討できます。(1断面につき全ての照査名称の断面力の合計が最大30個まで)
・一括取込モードでは、この画面でほぼすべての入力操作が行えます。(道示ⅣⅤのせん断割増しを除く)
 
 
 
 
 
  ・外部データの断面算定データ
COSMOシリーズ FRAME-Ⅰ「二次元フレーム」からの断面算定用データを取込み、最低限必要な設定のみ行うだけで検討出来ます。(今後対象商品は追加していく予定です)
・外部データ取込モードでは、この画面でほぼすべての入力操作が行えます。(道示ⅣⅤのせん断割増しを除く)
1つの断面に対して最大10個の算定位置が設定可能で、部材応力毎に割当てる事が出来ます。配筋データ毎に断面寸法の変更を行う事も出来ます。(ただし、断面形状は変更できません)
・取込まれたデータが50断面以上ある場合には、検討断面の選定を行う事で検討でき、一度設定されたデータは選定から外しても保持されます。
・一度取込んだデータの元データが変更された場合でも、検討モデルが変更になっていない場合には設定済みの配筋データなどはそのままで断面力データを再取込する事もできます。
 
 
 
 ■結果画面(画像をクリックすると拡大表示できます。)
  ・計算結果
・検討断面毎の結果は左上の項目で選択します。
・検討結果の判定は、OKが青色、OUTが赤色で表示されます。
・この画面から各鉄筋設定を変更して、再計算することができます。(通常入力モードの場合)
 
 
 
 
 
 ■計算書の作成(画像をクリックすると拡大表示できます。)
  ・出力書類
・作成する計算書を選択できます。
・算定結果の計算書は、設定によって出力方法を変更できます。
 
 
 
 
 
 
 

 

ダウンロード

出力例ダウンロード
※出力例のダウンロードを行っていましたが、諸般の事情により出力例のダウンロードを停止させていただきました。
 
最新バージョン情報
当商品のバージョン情報はこちらです
 
正規版ダウンロード
当商品のダウンロードはこちらから行えます
※正規版のダウンロードが行えるのは、サポート契約に御加入されているお客様に限らせて頂きます

 

 

 

Q&A

 
MightyExcelシリーズの全般的なQ&Aはこちらを御覧下さい。
 
Q1.コネクタ(プロテクタ)に関する質問
A1 コネクタ(プロテクタ)に関するQ&Aはこちらを御覧下さい
Q2.RC断面算定(許容応力度法)との違いはなんですか?
A2 本ソフトは、RC断面算定(許容応力度法)の機能に加えて、道路橋示方書Ⅴ耐震設計編やコンクリート標準示方書などの限界状態設計法に関する照査を行えるようにしたものです。RC断面算定(許容応力度法)の機能は全て含まれた内容となっています。
Q3.複数の部材形状を一度に検討できますか?
A3 はい、断面形状は1データにつき50断面まで一度に計算でき、形状が異なる断面を同時計算可能です。
Q4.円形断面や円環断面での有効断面積はどのように算出しているのですか?
A4 円形断面や円環断面では、面積の等しい正方形断面に換算して有効断面積を算出しています。
Q5.鉄筋を2段以上設定した場合の有効高さはどのように算出しているのですか?
A5 鉄筋を2段以上設定した場合は、断面図心より引張側となる範囲に設定されている鉄筋のみを対象にして鉄筋被りと鉄筋量をもとに重心位置を求め、圧縮縁から重心位置までの距離を有効高さとしています。
Q6.最小鉄筋(鋼材)量は複数の計算方法があると思うのですが、選択項目がありません。
A6 準拠基準によって計算方法が異なる検討項目については、基本的に準拠基準により計算方法が自動的に選択されますので、任意に選択することはできません。
Q7.下水道協会や土地改良などを準拠基準とした場合の、コンクリート応力度-ひずみ曲線はどのように定義しているのですか?。
A7 準拠基準で、コンクリート応力度-ひずみ曲線が明示されているものについて(道示Ⅲ・道示Ⅴ・コン示)はそれを採用しますが、明示されていないものについては、道示Ⅲ・道示Ⅴ・コン示の3種類から採用する基準を選択できます。
Q8.個別入力モードと一括入力モードはどう違うのですか?
A8 個別入力モードは、1つの検討断面に対して1種類の配筋データしか設定できないのに対して、一括入力モードでは、1つの検討断面に対して最大10種類の配筋データを設定できます。配筋データ毎に形状寸法も変更できるため、断面変化のある部材を1つの検討断面として設定する事が可能です。なお、配筋データは、部材端部からの距離で区別されます。
Q9.外部データ取込モードでの操作はどのように行うのですか?
A9 外部取込モードは、本ソフトのデータ取込に対応しているソフトで出力できる断面算定用データを取り込む事で、本ソフトにおいて断面算定を行うものです。物件データや使用材料などの基本データは、通常モードと同じように入力する必要がありますが、断面算定データとしては主な入力データは配筋データのみで、他のデータは取込まれたデータを選択するだけとなるので入力がスムーズに行えます。
 対応ソフトからは、「解析ケース」「部材データ」「部材応力データ」が取込まれます。まず「解析ケース」を本ソフトで設定している検討ケースを割り当て、取込まれた「部材データ」を選択して表示される「部材応力データ」の中から検討を行いたい断面力を「解析ケース」毎に選択します。後は、断面毎に配筋データを設定して計算実行を行うだけです。このモードでは1断面に対して最大10か所の算定位置を設定でき、各算定位置に対してそれぞれ配筋データが設定可能なため、任意の構造物モデルの各部材を1つの物件データで検討するのに便利です。
Q10.外部データ取込モードで取込まれたデータに大量の部材データがある場合、全ての部材の設定を行わないと計算できないのですか?
A10 いいえ、外部データ取込モードでは、設定が完了していないデータは未検討データとして取り扱われるため、全ての部材の設定を行わなくても、入力が完了しているデータから計算する事ができますし、検討済みの断面のみ書類出力も行えます。なお、個別入力モードおよび一括入力モードにおいても、照査内容に「なし」を選択した断面については、未検討データとして処理します。
本ソフトでは1つの物件データで一度に検討可能な断面は最大50断面ですが、50断面以上の部材が設定されているデータでも取込データの選定を行う事ですべての断面の検討を行えます。詳しい内容については操作マニュアルをご覧ください。