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1)プログラム概要 |
版の応力計算は、鉄筋コンクリート構造計算規準や構造力学公式集などに準拠した長方形スラブの応力計算を行うためのプログラムです。構造物の壁や底版などの設計に適用できます。 |
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2)プログラムの機能と特徴 |
■検討項目 |
・スラブ図表の係数による応力計算 |
・交差梁の解法による応力計算 |
・断面算定 |
■ソフトウェアの特徴 |
・部材の支持条件は以下のような条件が設定できます。
4辺固定スラブ
4辺単純支持スラブ
3辺固定1辺自由スラブ
3辺固定1辺単純支持スラブ
2対辺固定他辺単純支持スラブ
2隣辺固定2辺単純支持スラブ
2隣辺固定他辺自由スラブ
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・鉄筋コンクリート構造計算規準や構造力学公式集などのスラブ図表で対応できる支持条件は、係数による応力計算を行いますが、図表が用意されてないものについては、本ソフトでは交差梁の解法で応力計算を行います。交差梁の解法の詳細は「ダウンロード」の「交差梁の解説(部分等分布荷重)」で解説しています。
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・等分布荷重、等変分布荷重、部分等分布荷重、部分等変分布荷重、集中荷重の計算が可能です。下表は各支持条件で考慮できる荷重です。
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・荷重組合せのケースは最大5ケースの同時計算ができます。1ケースに最大10個の荷重を考慮できます。また照査名称と割増率が設定できます。
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・断面算定では、鉄筋は最大4段まで設定できます。単鉄筋と複鉄筋の選択ができます。使用する断面力は、スラブ中心位置での値を使用します。また、計算する断面力には軸力は含まれていませんが、断面算定の検討時には軸力を任意入力する事で、軸力を考慮した計算にも対応できます。
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3)インターフェイスなど |
■入力画面(画像をクリックすると拡大表示できます。) |
・条件設定 |
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・支持条件や荷重方向などを設定します。 |
・断面算定を行う場合は、この画面で事前に鉄筋被りが指定できます。 |
・連番設定ができます。詳しい内容はこちらを御覧下さい。 |
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・荷重データ |
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・別画面で表示される荷重パラメータをもとに荷重データを設定します。 |
・荷重名称は任意に指定できます。 |
・解析ケースは最大5ケースまで同時計算でき、1ケースに最大10個の荷重を設定できます。 |
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・部材条件 |
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・鉄筋の計算条件は、単鉄筋と複鉄筋が選択できます。 |
・適用基準の選択により、許容応力度の自動入力値とせん断応力度の計算方法が決定されます。 |
・設計基準強度と鉄筋種別の選択により、許容応力度が自動設定されます。(任意変更可能) |
・照査諸元では、照査名称と割増率が設定できます。 |
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■検討画面(画像をクリックすると拡大表示できます。) |
・断面算定 |
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・X方向とY方向に対して、スラブ中心位置での両端と中央部の断面力で計算します。 |
・鉄筋は最大4段設定できます。 |
・軸力を任意入力できます。 |
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・鉄筋の一括変更 |
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・各照査位置の鉄筋を一括して指定することができます。 |
・この画面で鉄筋設定を行うには、あらかじめ鉄筋被りを指定している必要があります。 |
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