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Mighty Excelシリーズ


  構造計算システム(仮設構造物) 商品番号 P5-001
  二重締切工の設計(自立式)
  価格 \132,000(税込)

商品概要

 

●プログラム概要

自立式二重締切工の安定計算、必要根入れ長の計算、部材応力計算に対応しています
地盤改良層の設定が可能で、タイロッド設置は2段まで対応できます。
液状化を考慮した計算に対応しています。
・鋼材データ(鋼管杭・鋼矢板・腹起し材)をデータベース管理できます。
・「二重締切工の設計」に関する適用例はこちらです。
・連番設定ができます。詳しい内容はこちらを御覧下さい。
・製品カタログはこちらです。

●適用基準

・「鋼矢板二重式仮締切 設計マニュアル(H13.5)」(国土技術研究センター)に準拠しています。
・「道路土工指針 仮設構造物指針(H11)」(日本道路協会)に準拠しています。
・「土工工事設計マニュアル(河川・砂防編)(H12.12)」(岡山県土木部)に準拠しています。
・「土木工事設計要領 第 I 編 共通編」(九州地方整備局)に準拠しています。
・「港湾の施設の技術上の基準・同解説 上巻」(日本港湾協会)(H1.6)に準拠しています。

 

詳細解説

 
 
1)プログラム概要
二重締切工の設計(自立式)は、鋼矢板ニ重締切設計マニュアル(財団法人 国土技術研究センター編集 山海堂)を主な適用基準とした鋼矢板もしくは鋼管矢板を用いた自立式二重締切工の設計を行うプログラムです。
 
2)プログラムの機能と特徴
 ■検討項目
  ・壁体の安定照査(せん断変形破壊・滑動および支持力に対する検討)
  ・必要根入れ長の計算
  ・遮水効果の検討
  ・矢板、引張材(タイロッド)および腹起し材の断面計算・応力度計算
 ■ソフトウェアの特徴

引張材と腹起し材は2段まで対応できます。また、腹起し材は、溝形鋼とH形鋼が使用できます。

地震時と液状化時の検討に対応できます。

提内側の地形を4種類(水平面・小段付き掘削・小段付き盛土・掘下げ水平面)から選択できます。小段付きの地形では受働土圧の低減計算に対応できます。詳細については基準適合チェックもしくはソフト内のヘルプを参照してください。

地表面以下の土層は最大10層まで設定でき、地盤改良に対応しています。

地震時における複層粘性土地盤の土圧計算に対応しています。基準適合チェックもしくはソフト内のヘルプを参照してください。

見かけの震度は、河川基準式、二建の提案式および港湾基準式(横井・荒井の式)に対応できます。

矢板の断面計算は、弾塑性法による計算と、引張材取付点と地盤の仮想支点を支点とする単純梁として計算に対応しています。

液状化時の検討では、土漸増成分や土圧振動成分を考慮した矢板及びタイ材の応力計算に対応できます。

腹起し材の最小部材の自動計算に対応できます。

矢板の根入れ長計算モデル図

矢板の断面計算モデル図(弾塑性法)

 

 
3)インターフェイスなど
 ■入力画面(画像をクリックすると拡大表示できます。)
  ・基本画面
・左側の各ボタンを押す事で、該当する入力画面が表示されます。
・入力データに伴って作図が再描画されます。
・左下のリストをダブルクリックすると、該当する状態の作図が描画されます。
 
 
 
 
  ・基準値
・基準値の設定値を必要に応じて変更可能です。
・左側のリストをクリックすると画面が切り替わります。
・鋼材ファイルテーブルの設定はここで行います。
 
 
 
 
  ・基本設定
設計方針や検討項目を選択します。
・弾塑性法でのフレーム計算の出力ピッチが指定できます。
水圧に対する粘性土地盤の影響の有無が選択できます。
根入れ先端や遮水効果における地盤評価を、入力する地盤データとは別に設定可能です。
 
 
 
  ・地盤データ
土層データは最大10層まで入力可能です。
・土層データは、堤外側・提内側・提体部を通して共通としますが、地盤改良はそれぞれ個別に指定できます。
中詰土や、堤内盛土は砂質土として検討します。
 
 
 
 
  ・検討データ
提体の形状や引張材の位置などを設定します。
・設計水位などは、各検討ケース毎に設定します。
・地震時では、見かけの震度の計算式、液状化時では地域区分を選択できます。
 
 
 
 
  ・鋼材データ
各鋼材毎に設定します。
国土技術研究センターで安定計算を行う場合は、部材計算を行わない場合でも、壁体データは入力します。
 
 
 
 
 
  ・任意荷重
国土技術研究センターで計算を行う場合の常時と地震時のケースにそれぞれ6つまで設定できます。
作用荷重は、集中荷重と分布荷重が選択でき、採用計算や作用箇所を選択できます。
 
 
 
 
 
 
 ■検討画面(画像をクリックすると拡大表示できます。)
  ・必要根入れ長の検討
・必要根入れ長に対して、決定根入れ長を指定できます。
・根入れ長は、安定照査および遮水効果の検討にも影響します。
・左下には根入れ長に関するメッセージが表示されます。
 
 
 
 
  ・安定照査
・全ての安定照査を満たす提体幅の自動計算が可能です。
・提体幅を変更すると再計算が行われます。
・左下には安定照査に関するメッセージが表示されます。
 
 
 
 
  ・書類作成メニュー
・書類作成する項目を選択できます。
・連番設定ができます。詳しい内容はこちらを御覧下さい。
 
 
 
 
 
 
 

 

ダウンロード

出力例ダウンロード
※出力例のダウンロードを行っていましたが、諸般の事情により出力例のダウンロードを停止させていただきました。
 
最新バージョン情報
当商品のバージョン情報はこちらです
 
正規版ダウンロード
当商品のダウンロードはこちらから行えます
※正規版のダウンロードが行えるのは、サポート契約に御加入されているお客様に限らせて頂きます

 

 

Q&A

 
MightyExcelシリーズの全般的なQ&Aはこちらを御覧下さい。
 
Q1.コネクタ(プロテクタ)に関する質問
A1 コネクタ(プロテクタ)に関するQ&Aはこちらを御覧下さい
Q2.円弧すべりの計算には対応していますか?
A2 いいえ、円弧すべりの計算には対応していません。
Q3.液状化時の検討で、根入れ先端位置を中間非液状化層とすることはできますか?
A3 根入れ先端位置を、液状化層と液状化層の間にある非液状化層に設定する事は可能ですが、計算上は十分に厚い非液状化層に支持されるものとして計算します。
Q4.堤外側矢板の検討時に、堤外側水位が残留水位以下でなければ検討できないのはなぜですか?
A4 設計マニュアルでは、堤内側と堤外側は同じ矢板を用いる事を標準とするとあり、本来は条件の厳しくなる提内側の検討を行えば、堤外側矢板の検討の必要はないのですが、本ソフトでは河川水位が高水位状態から急激に低水位状態に変化し、堤体内の残留水位が河川側の水位変動に追いつかず、結果的に堤体残留水位が、堤外水位より高い状態となる状況を想定しています。しかし、「堤外水位>堤体残留水位」とすると、外側矢板照査での水圧は、堤体側から作用する土圧と、相殺する向きになると考えられます。こうなると水圧は矢板にとって有利な外力として作用する事になるため、「堤外水位≦堤体残留水位」という条件としています。
Q5.見かけの震度とは何ですか?
A5 見かけの震度とは、地震時の水面下に適用される震度の事です。水面下の土は浮力を受けているので、水面下の土に対して地震合計角より導かれるみかけの震度を用いる事で、空気中の土に対して導かれた地震時の土圧式によって土圧を求める事ができます。本ソフトでは、河川基準式、ニ建の提案式、港湾基準式(横井・荒井の式)の何れかを選択できます。
Q6.液状化の検討において、地盤の液状化判定は行えますか?
A6 本ソフトの地盤の液状化判定は、液状化に対する抵抗率FLの値に基づいて行いますが、FL値は地盤データで入力していただくようになっていますので、事前にFLの計算を行っておく必要があります。
Q7.液状化時の根入れ計算はどのように行うのですか?
A7 液状化時の必要根入れ長の計算は、常時や地震時のように極限平衡の釣合いにより決定するのではなく、支持層となる非液状化層に根入れしているかどうかで判定します。最小根入れ長は設計マニュアルでは少なくとも1m程度根入れする事が望ましいとありますが、基準値の設定項目で任意に指定できます。なお、この時の必要矢板全長は、常時もしくは地震時における必要根入れ長に準拠します。
Q8.任意荷重の符号と作用方向はどのように設定すればいいのですか?
A8 任意荷重は、入力時には提体部に作用する方向を正として入力してください。それに準拠して、安定計算時には、堤外側から堤内側の方向に作用する荷重を正、反対を負の荷重として取り扱い、必要根入れ長の計算時には提体部に作用する荷重を受働側の荷重、反対を主働側の荷重として取り扱い、応力度計算では、提体部に作用する荷重を負、反対を正の荷重として取り扱います。