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1)プログラム概要 |
軟弱地盤の沈下と安定解析(設計編)は、柔構造樋門の設計手引きや軟弱地盤対策工指針に準拠した、軟弱地盤における圧密沈下量、即時沈下量、側方変位量並びに残留沈下量(残留沈下量 、土工上げ越し量、埋設物の接合部)などの検討を行うためのプログラムです。 |
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2)プログラムの機能と特徴 |
■検討項目 |
・圧密沈下、即時沈下、側方変位 |
・残留沈下(圧密沈下検討が有る場合) |
・土工上げ越し量の計算 |
・継手部の検討 |
■ソフトウェアの特徴 |
・沈下検討は、圧密沈下、即時沈下、側方変位、残留沈下(圧密沈下検討が有る場合)の単独計算、また、すべての一連計算が実行できます。
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・圧密沈下量の計算は、Cc法、mv法、e-logP法による計算が可能です。
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・地層は最大15層まで設定可能で、現地盤、設計地盤、地層の傾斜設定も可能です。
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・土質データは最大5個まで設定可能です。これにより、同一層でも個別の土質データが設定可能になります。また、別商品の「地盤定数の算出」のデータから読込む事ができます。
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・盛土は最大5次、上載荷重は各盛土に5個まで設定可能で、プレロード・サーチャージ・リバウンド量を考慮した計算ができます。
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・沈下検討位置は、最大20箇所設定可能で、その内1箇所について残留沈下量の検討が行えます。
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・地層内に置換え土の設定が可能です。また、置換え土の体積重量の差分を沈下量の計算に考慮することも可能です。
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・土工上げ越し量の計算では、土工幅員を確保しながら残留沈下量が許容できる上げ越し量を算出します。
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・継手部の検討では、開口・目違い・折れ角のに対する許容値の判定を行います。
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■計算モデル |
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3)インターフェイスなど |
■入力画面(画像をクリックすると拡大表示できます。) |
・メイン画面 |
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・左側のボタンを押すと詳細な入力データの画面が表示されませす。 |
・画面中央部には、入力に応じて施工時毎の盛土や地層の形状などが描画されます。 |
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・基本条件 |
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・検討項目の選択ができます。 |
・残留沈下量の検討は、圧密沈下量の検討を行う場合のみ選択できます。 |
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・地盤形状 |
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・層数の設定(最大10)と、各層の土質名および形状データを入力します。 |
・地層が水平でない場合は、折れ点を指定します。水平の場合は、座標を1つ指定すれば自動変換します。 |
・地層のX座標範囲は、地表面のX座標により決定します。 |
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・土質データ |
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・土質データ数と、それぞれの土質データを入力します。 |
・各層毎に検討項目が選択できます |
・圧密沈下の初期間隙比がある場合は、e-logP曲線データが設定できます。 |
・残留沈下の検討を行う場合は、logCv-logP曲線データが設定できます。 |
・地盤データは、別商品の「地盤定数の算出」から読込む事ができます。 |
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・土質区分 |
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・土質データで入力した土質区分の設定を行います。 |
・X(m)は左端座標で指定します。右端座標は自動設定されます。 |
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・盛土データ |
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・盛土もしくは施工数の設定と、各盛土データを設定します。 |
・上載荷重が考慮できます。 |
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・沈下算定位置 |
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・沈下算定位置を左側からの距離で指定します。(最大20箇所) |
・算定箇所は、設定後にメイン画面に表示されます。 |
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■検討画面(画像をクリックすると拡大表示できます。) |
・残留沈下の検討 |
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・検討項目を選択して、計算を実行します。 |
・検討項目によって、入力項目数が変化します。 |
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・盛土期間 |
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・立上がり期間・放置期間・リバウンド量が設定できます。 |
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・沈下速度 |
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・落下速度の検討位置が選択できます。無指定の場合は、残留沈下の最大位置を検討位置とします。 |
・任意層の排水状態(透水層・非透水層)を設定可能です。 |
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