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1)プログラム概要 |
水路等流計算は、排水工指針や土地改良基準などに準拠した、円形管や側溝、カルバートなどの通水能力(流速、流量など)の検討を行うプログラムです。 |
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2)プログラムの機能と特徴 |
■検討項目 |
・定形断面の等流計算(円形管、L型側溝、側溝、片斜側溝、VS側溝、BOX3種類、複断面3種類) |
・任意複断面の等流計算(断面分割法) |
■ソフトウェアの特徴 |
・円形管、側溝をはじめ全11種類の水路と粗度係数を最大7箇所指定できる複断面に対応しています。
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・平均流速は、道路公団の場合はマニングの式、排水工指針の場合はマニング、およびクッター式、土地改良基準の場合は、円形管の場合にヘーゼン式、他はマニング式を適用します。
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・定形断面では、最大2箇所粗度係数を設定でき、その場合は合成粗度係数を求めて検討します。
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・任意複断面では、検討区分を指定しそれぞれの区分ごとに計算を行った合計による結果と、断面全体での結果をあわせて検討します。
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・円形管にペーピング角度が指定できます。
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■対応断面形状 |
・定形断面は以下のような形状に対して寸法パラメータを指定します。(L形側溝以外は左右対称とします) |
・任意複断面(複断面-4)は、基本的には複断面-1と同じ形状ですが、左右非対称な形状が設定でき、最大で7つの検討区分に分割して検討可能でき、粗度係数も最大7箇所設定可能です。(ただし、両端の高さは同じとします。) |
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3)インターフェイスなど |
■入力画面(画像をクリックすると拡大表示できます。) |
・基本画面 |
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・適用基準や適用公式を指定します。 |
・基準によって材料種別や管渠種別の項目が選択でき、既定の粗度係数が自動設定されます。(任意変更可能) |
・定形断面では、粗度係数は最大2箇所まで指定できます。 |
・計算水深は、8割・9割水深、満水位および余裕高さから選択できます。 |
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・形状入力(片斜側溝) |
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・右図を参考に寸法パラメータを入力します。 |
・形状によっては下部に詳細設定がある場合があります。片斜側溝の場合は、底隅にアールやハンチが考慮できます。 |
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・形状入力(BOX-3) |
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・暗渠の場合に、満水位で検討すると天井部分も潤辺長として考慮します。 |
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・形状入力(任意複断面) |
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・任意複断面は、断面形状が詳細に設定可能です。 |
・検討区分毎に粗度係数が設定できます。 |
・検討区分は上図に色分して表示されます。 |
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