PIER-Ⅰ C4-004 適用例
橋脚は上部構造からの荷重を支持し、荷重を安全に基礎地盤あるいは基礎構造に伝える構造物で、その種類には張出し式・壁式・ラーメン式・柱式等があり、橋幅の比較的広い場合を除き、一般に橋軸直角方向について計算を行う必要があります。
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張出し式橋脚はT形橋脚ともいわれ、左右の張出し梁により上部工荷重を柱に伝達する構造形式で、最もよく採用される形式です。橋脚の柱は、一般に面内及び面外二方向の荷重を同時に作用させることはありませんが、常時に大きな偏心荷重を受ける場合には2軸方向の曲げに対して照査する必要があります。また、張出し梁は上部構造の死荷重が支配的な荷重となり、常に引張応力が生じる部材なので耐久性を考慮する必要があります。
※直接基礎の場合、震度算出、柱、底版に御地盤時保有水平耐力の照査が同時に行えるのでトライアル計算が楽です。
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壁式橋脚には柱が橋座天端まで伸ばした形状と、梁部を体巻付きにした形状の2種類があります。また、左図のように柱基部で部材幅をしぼった形状や、逆に柱基部で部材幅を大きくし、橋座天端に向かって部材幅をしぼる形式などが採用されています。柱基部で断面をしぼると不安定な形状に見えますが、基部での保有水平耐力が小さくなるために、基礎工に作用する荷重負担が小さくなり、杭基礎等の基礎工の規模が小さくなり、経済的効果がでる場合もあります。
※直接基礎の場合、震度算出、柱、底版の地震時保有水平耐力の照査が同時に行えるのでトライアル計算が楽です。
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杭基礎の場合、杭種・杭径・杭配置を行えば、固有周期~地盤種別の判定~震度計算を行います。また、柱の地震時保有水平耐力の照査までの一連計算ができます。また、計算データを杭「PILE-Ⅰ」、底版「BASE-PLAN」で読み取ることで、杭と底版の詳細設計(安定計算・部材計算)ができます。
※杭基礎の場合、震度算出」から柱の地震時保有水平耐力の照査が同時に行えるのでトライアル計算が楽です。
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