AWING 適用例

■ パラレル式ウィングの場合

・パラレルウィングの場合は、水平主鉄筋をパラペット配力筋(水平筋)方向に定着させなければならないので、橋台のパラペット壁厚や水平鉄筋量がウィングより小さい場合にはパラペットに補強筋を配置する必要があります。(片持ち版として設計)

・翼壁長さ(L)が8m以上になる場合には、パラレル式を避け、側壁側や組み合わせ式にすることが望ましい。

■側壁式ウィングの場合

・側壁タイプの翼壁は、橋台堅壁をウィングによりU字形状となり、その内部に充てんした背面土砂が活荷重によって絶えず転圧されること等を考慮して、静止土圧により設計するのが望ましい。(2辺固定版として設計)

・翼壁長さ(L)が8m以上になると、2辺固定版として解析した場合と慣用的な方法の結果の差が大きくなり、慣用的な方法では不経済になりやすいので、8m以上の場合は2辺固定版として設計するのが望ましい。

■組み合わせ式ウィングの場合

 

・組み合わせタイプの翼壁は、側壁タイプの翼壁と同様に2辺固定版として設計するのが望ましい。