2014年7月11日付けでVer3.15にバージョンアップを行った樋門縦方向の設計[耐震照査対応版]は、演算部に変更を行った影響により検討結果が以前のバージョンで行った結果と異なる場合があります。 |
1.修正前の塑性化判定 |
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ステップ荷重Qiの累積断面力(Mi,Ni)と、次ステップ断面力(⊿Mi+1、⊿Ni+1)の和で判定していました。
(Mi+⊿Mi+1)/Mu >1 ------塑性化する
ここに、(Mi+⊿Mi+1):設計断面力
Mu :曲げ耐力 |
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2.修正後の塑性化判定 |
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ステップ荷重Qiの累積断面力(Mi,Ni)に、次ステップ断面力(⊿Mi+1、⊿Ni+1)を加算して判定しています。
⊿Mi+1/(Mu-Mi)>1 ------塑性化する
ここに、⊿Mi+1:ステップ断面力
(Mu-Mi) :曲げ耐力と累計断面力の差分 |
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修正前の塑性化判定においては、設計断面力の合計を用いて塑性化判定していたので、塑性化のタイミング遅れが生じ、結果的に断面力が大きく算出される場合があります。
一方、修正後の塑性化判定においては、次ステップ断面力を用いて塑性化判定するため、次ステップ断面力(⊿Mi+1)での塑性化のタイミングが早まることが考えられ、結果的に断面力が小さく算出される場合があります。
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